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『 十位のくり下がり 』 は、計算が苦手な子どもにはとってもやっかいなんです。
一位のくり下がりあるかないか、
十位の数字が何か、
で計算のしかたが全く変わってしまいます。なんと4パターンもあるんです。
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パターン① : 一位くり下がりなし で 十位だけくり下がり ○ 一位は 9-3 でそのまま計算して答え 6。 ○ 十位は 2-5 でひけない。 ○ 百位から 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、百位の 1 を斜線で消して、上に 0 を書いておく。 ○ 百位からかりた 1 は十位では 10。 ○ 2 の上に 10 を書く。 ○ 10 と 2 で 12。 12-5=7 だから十位の答えは 7。 ○ 百位に残っているのは 0 だから、答え 0。 ● 129-53=76 |
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パターン② : 一位も十位もくり下がり ○ 一位は 6-9 でひけない。 ○ 十位から 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、十位の 4 を斜線で消して、上に 3 を書いておく。 ○ 十位からかりた 1 は一位では 10。 ○ 6 の上に 10 を書く。 ○ 10 と 6 で 16。 16-9=7 だから一位の答えは 7。 ○ 十位には 3 残っているけど、3-8はできない。 ○ 百位から 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、百位の 1 を斜線で消して、上に 0 を書いておく。 ○ 百位からかりた 1 は十位では 10。 ○ 先に書いた 3 の上に 10 を書く。 ○ 10 と 3 で 13。 ○ 13-8=5 だから十位の答えは 5。 ○ 百位に残っているのは 0 だから、答え 0。 ● 146-89=57 |
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パターン③ : ひかれる数の十位が0 で 一位がくり下がり ○ 一位は 2-5 でひけない。 ○ 十位から 1 くり下げ・・・たいが、 ○ 十位は 0 だからくり下げられない。 ○ さらに上の百位から 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、百位の 1 を斜線で消して、上に 0 を書いておく。 ○ 百位からかりた 1 は十位では 10。 ○ 十位の 0 を斜線で消して、上に 10 を書く。 ○ この 10 から 一位に 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、10 を斜線で消して、上に 9 を書いておく。 ○ 十位からかりた 1 は一位では 10。 ○ 2 の上に 10 を書く。 ○ 10 と 2 で 12。 12-5=7 だから一位の答えは 7。 ○ 十位に残っているのは 9。 9-6=3 だから十位の答えは 3。 ○ 百位に残っているのは 0 だから、答え 0。 ● 102-25=37 |
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パターン③の2 : ひかれる数の十位が0 で 一位がくり下がり (ひく数が一桁) ○ 一位は 3-9 でひけない。 ○ 十位から 1 くり下げ・・・たいが、 ○ 十位は 0 だからくり下げられない。 ○ さらに上の百位から 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、百位の 1 を斜線で消して、上に 0 を書いておく。 ○ 百位からかりた 1 は十位では 10。 ○ 十位の 0 を斜線で消して、上に 10 を書く。 ○ この 10 から 一位に 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、10 を斜線で消して、上に 9 を書いておく。 ○ 十位からかりた 1 は一位では 10。 ○ 3 の上に 10 を書く。 ○ 10 と 3 で 13。 13-9=4 だから一位の答えは 4。 ○ 十位に残っているのは 9。 十位のひく数は 0 だから十位の答えは 0。 ○ 百位に残っているのは 0 だから、答え 0。 ● 103-9=94 |
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パターン④ : ひかれる数とひく数の十位が同じ数 で 一位くり下がり ※ 十位は同数でくり下がりはないが、一位がくり下がるために連続して十位もくり下がる。 ○ 一位は 3-9 でひけない。 ○ 十位から 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、ひかれる数の 2 を斜線で消して、上に 1 を書いておく。 ○ 十位からかりた 1 は一位では 10。 ○ 3 の上に 10 を書く。 ○ 10 と 3 で 13。 13-9=4 だから一位の答えは 4。 ○ 十位には 1 残っているので 1-2 になり、ひけなくなった。 ○ 百位から 1 くり下げる。 ○ 忘れないように、1 を斜線で消して、上に 0 を書いておく。 ○ 百位からかりた 1 は十位では 10。 ○ 1 の上に 10 を書く。 ○ 10 と 1 で 11。 11-2=9 だから十位の答えは 9。 ○ 百位に残っているのは 0 だから、答え 0。 ● 123-29=94 |
問題の数字を見て、どのパターンになるか判断する・・・、なんて、計算の苦手な子どもにとっては無理です。
正しく計算するためには、
計算の約束をしっかり守ることが一番大事です。
① 位ごとに計算する。
② 一の位 → 十の位 → 百の位 と下の位から順番に計算する。
③ 位のひき算ができたら、その答えがそのくらいの答えになる。
④ ひけなかったら、1つ上の位からくり下げる。
⑤ 上の位からくり下げた 1 は下の位では 10 になる。
⑥ 計算に慣れるまでは、くり下がりしたことを忘れないように、印を書いておく。
百位の印 0 って必要・・・?
計算に慣れてくると、百の位のくり下がりの印 0 を書かなくても計算できるようになってきますが、
この次のステップで百の位も2以上の数になったときには0以外の数字になるので、絶対必要になります。
印を書き忘れて、くり下げる前の数を答える計算ミスがとっても多いです。計算が得意な子どもでも・・・。
計算の苦手な子どものために、
くり下がりのパターンそれぞれのドリルを作ってあります。
一つのパターンがしっかり計算できたら次のパターンに進むようにしてみてください。
F9マのドリルは、くり下がりの印をつけるところに補助の ○ 印がついています。
ついでに、問題によって必要なところに必要なだけの印が表示されるようにしました。
補助の印なしのドリルも作ってあります。 ノーマル って名前をつけています。
だんだん慣れてきたら、
くり下がりの印を書かなくても正しく計算できるようになったら、
補助の印なしのドリル(ノーマル)にチャレンジさせてください。これがクリアできたら合格です。
計算が得意な子どもには、最初から補助印なしのドリルに取り組ませてもいいですね。
ひき算筆算1■■-2桁補助印あり のダウンロードページに進む →
ひき算筆算1■■-2桁(ノーマル)補助印なし のダウンロードページに進む →