計算が苦手な子どものための



(ほとんどひとり言です。お時間がありましたら読んでください。)
● 計算が苦手な子
計算が得意な子どもは1度の学習で覚えてしまいます。練習用の計算ドリルも市販のドリル1冊で十分です。
でも、計算が苦手な子どもは何度も何度も繰り返し練習してやっと身につくので、
練習用のドリルをたくさん準備してあげます。
● ドリルを準備する
むかしむかし、計算ドリルは手書きやワープロで自作していました。
違う問題を作るためには数字を1つずつ入れ替えなければならず大変でした。
今は、インターネット上のサイトで計算ドリルが公開されていますが、PDFファイルのものが多いです。
PDFファイルは簡単に印刷できますが、公開されている問題はページ数が少ないため、
同じ問題を使うと子どもは「これやったことある。」と気づいてしまい、何度も繰り返し使うことはできません。
● 数字が違う問題のドリルをたくさん作らないと
そこで、
Excelを使って、問題の数字が違うドリルを何枚も印刷することができないか・・・、
といろいろ試してみました。
20年以上前、一番最初に作ったのは2年生のかけ算九九の問題。
Windows95や98の時代。Excelは独学。スキルは初心者レベル。マクロやVBAはハードルが高すぎて手が出ません。
使えそうな数式をいろいろ組み合わせ、苦労してやっと作ったドリルは、
同じ問題が3つも4つも続いたり、
1ページ1つの段25問の中に1度も出てこない九九があったりと、
なかなか思い通りにはいきませんでした。
もうやめてしまおうか・・・、とあきらめかけていたときに、たまたまNETでヒントを見つけてやっと完成。
ファンクション F9 キー を押すだけで問題の数字が全て入れ替わるようになりました。
1ページの中に同じ問題が何問も続いて出てくることもなくなりました。
● いろいろな計算のドリルを
それから途中休み休みで20年かかって、
たし算、ひき算、かけ算、わり算。
暗算、筆算。
整数、小数、分数・・・、
と少しずつ増やし、1年生から5年生(の途中)までの学習分のドリルを作ってきました。
● 「もったいないなあ・・・」
最近、ハードディスの中を整理していたら、計算ドリルのファイルがたくさん出てきました。
「こんなに作ったっけか・・・?」と自分でもびっくりしました。
「この眠っているデータ、もったいないなあ・・・。誰か使ってくれる人がいたらいいんだけどなあ。」
と思い、計算ドリルのファイルをNET公開してみることにしました。
GIGAスクール構想・・・?
学校では子ども1人1台PCやタブレットが配布され、教育のデジタル化が進んでいるご時世、
紙に印刷して使うドリルがまだ需要があるのかなと心配です。
● 計算ドリルF9マ 制作スタート
2022年2月、TOPページから作成をスタートしました。
サイト名は 『 計算ドリルF9マ 』 。
● 問題発生・・・!
公開しようと決意したものの、問題が次々と発生。
①ホームページ作成は20年ぶり
これも独学。最初はWindowsアクセサリの 『メモ帳』 で作っていました。
タグ辞典を片手にキーボードでタグを1つずつ入力していました。
当時発売されたばかりのデジタルカメラを手に入れて、自分で撮った写真をページに挿入することもできるようになりました。
CCD35万画素、640X480dot。今思えばおもちゃみたいなものです。
スマートメディアは数MB、それもすぐ壊れてせっかく撮影したデータが無駄になったことが何度あったことか・・・。
今はホームページ作成ソフトがあるので簡単・・・、とさっそく買って使ってみました。
でも、いろいろ変わっていました。
20年前のタグ辞典には載っていないタグや用語がいっぱい(当たり前だけど)!
また、勉強し直し!
②Excelファイルを修正
ストックしてあるファイルを久しぶりに開いてみたら・・・、
(ある理由で)とてもこのまま公開できるもじゃありません。
ファイルを一つずつ開いて修正。一つのファイルを修正するのに何時間も何日もかかることも。
全部終わるのにどれだけかかるんだろう・・・?
③フォント
ホームページで普通に使われている明朝体やゴシック体の文字って、教科書の文字とは違うんですね。
小学生向けのドリルなので、教科書体を使っていました。ところが、教科書体フォントはいろいろ。
数字、ひらがな、かたかな、漢字、全てが教科書と同じで満足できるものがありません。
文字種によって使い分けていました。時には一文字だけ違うフォントにしたこともありました。
さらに、ファイルを公開するとなるとフォントの環境が同じでないと正確に表示されません。
「困った・・・!」 と思っていたら、
Windows7からWindows10にアップデートした環境で教科書体フォントが入っているではありませんか。
Windows10から UDデジタル教科書体 が正式に採用されているということです。
これまで使っていたどの教科書体よりも手書きの文字に近いです。読みやすく、子どもが手書きするときのお手本にもなります。
Windows7のサポートが終了しており、世の中のWindowsPCはWindows10か11になっているはず。
ということは、フォントを UDデジタル教科書体 にすれば教科書に近い文字で表示、印刷ができるはず。
でも、そのためには全てのドリルのファイルのフォントを変えなければならない・・・。
これまで修正したファイルも全て最初からやり直し・・・。
④これが一番の大問題
いくつかのファイルの修正が終わり、HOMEページといくつかのページがやっとできあがりました。
ちゃんと表示されるかどうか試しにアップロードしてみようと思い、加入しているプロバイダのサポートページを調べてみると、
そこには見たくもないワードが・・・。
「ホームページ公開代理サービス提供終了」 日付はなんと4年以上も前。
代替サービスも紹介されていましたが有料。無料プランもありましたがページ数制限あり。
ということは、月々お金がかかるということ・・・?
これは、無料のレンタルサーバーを探すしかない。
『計算ドリルF9マ』のページをご覧いただけたら、この大問題が解決したということです。
● 新たな問題が・・・
ネット検索で計算ドリルを探すときに、これまでは 「小学校 計算ドリル」 で検索していたのですが、
ついこの間、検索窓に 「F9 計算ドリル」 と入力したまま Enter キーを押してしまったら、
F9マのドリルと同じようにF9ボタンで問題が変わるドリルのサイトやそのドリルを作成する方法を紹介するサイトがたくさん出てきました。
「知らなかった。なんで今まで見つけられなかったんだろう。そうだよな、素人の自分が作るようなものだったら、専門家や詳しい人だったら簡単に作れるよなあ・・・。」
「やめてしまおうか。」とも思ったのですが、いろんなサイトのドリルを見せてもらって、
「F9マだけのドリルを作ればいいんだ!」と思い、もう少し続けてみることにします。
『計算ドリルF9マ』 は、計算が苦手な子どものための計算ドリルです。
● がんばります
全てを素人が1人でやっているので、次のドリルをアップするまで時間がかかります。
課題もたくさんありますが、何とかがんばって作っていこうと思います。
是非、たくさんの方に使っていただきたいと思います。
〔F9マ〕
