計算が苦手な子どものための
 計算ドリルF9マ

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 暗記法

2年生の子どもたち、算数の学習で一番心待ちにしているのは 『 かけ算 』 なんです。

お兄ちゃんやお姉ちゃんが家庭学習で一生懸命唱えているのを聞いて、こっそりまねしてました。
上級生から 「大変なんだぞ。覚えられるか?」 なんておどかされてたかもしれません。


2学期になるとかけ算九九の学習が始まります。  「やったあ~。」 

やる気満々、初めは 5の段 2の段 意外と簡単に覚えられました。合格シールやはんこをもらって大喜び。
ところが、 3の段 4の段 6の段・・・ と進んでいくうちに、なかなか覚えきれなくなってきます。
合格テストで 「一発合格」 できなくてがっかり。 2回 3回 とテストを受けてやっと合格。
だんだんやる気もなくなってきて悪循環・・・。


最難関は 7の段 です。
理由があるんです。

 ① ひらがなにしてみましょうか?

    しちいちがしち   しちにじゅうし   しちさんにじゅういち   しちしにじゅうはち   しちごさんじゅうご
    しちろくしじゅうに   しちしちしじゅうく   しちはごじゅうろく   しちくろくじゅうさん 
   
    「 し 」 や 「 じ 」 や 「ち 」 がなんと多いこと・・・。 まるで上級レベルの早口言葉です。

 ② 7×6=42  →  しろくしじゅうに
    4×6=24  →  しろくにじゅうし

    紛らわしい九九が多いんです。

これじゃあ、全部覚えるのは大変ですね。

そのうちに、 『 しちろく ・・・?  え~っと、 ・・・  あれっ?  なんだっけ ? 』  になってしまいます。



ということで、F9マ式かけ算九九暗記法です。

世界一有名な日本人大リーガー  といったら  そう  「 おおたにしょうへい 」 選手ですね。
「 おおたに 」 でも 「 しょうへい 」 でもなく  「 おおたにしょうへい 」 です。
つまり、「 姓 」 と 「 名 」 を分けないで、 「 姓名 」 をつなげてまとめて覚えるんです。


子どもたちの暗記の練習を聞いていると、
「 しちご  ・・・   さんじゅうご 」  「 しちろく  ・・・  しじゅうに 」
というように、問題と答えの間に少し間を置いて唱えている子どもが多いんです。


① 九九を暗記する練習をするとき
  F9マは、「 名字 と 名前 を続けて覚えます。」 と教えます。
  「 しちごさんじゅうご 」  「 しちろくしじゅうに 」
  という感じです。
  
  「 おおたに 」 さんは日本中にたくさんいるけれど、 
  名字 「 しちご 」 の九九は 「 さんじゅうご 」 だけです。


② 九九カードを提示して答えを言う練習のとき

  『 7×5 』 のカードが出たら、 
  『 さんじゅうご 』  じゃなくて  『 しちごさんじゅうご 』  と答えさせます。


③ ドリル学習のとき

  『 7×6 』 の問題が出たら、 
  『 しちろくか、 ・・・ え~っと あれっ、なんだっけ ? 』 にならないように 
  『 しちろくしじゅうに 』 と唱えさせると、正しい答えが迷わずに出てきます。


計算がとってもとってもとっても苦手な子も、時間はかかったけれどしっかり覚えることができました。
2年生の2月に百ますかけ算九九ドリル81問、2分30秒で満点合格できました。


「この時期、人間は一生のうちで一番暗記力が強いんだ。だから、かけ算九九は2年生で学習するんだよ。」
って話、誰から聞いたんだっけ・・・?  本当かなあ・・・?




最後にとっておきの暗記法。

④ 「がんばれ!」 って励ます。 そして、できたらほめる。 「 できたあ、合格! がんばったね。 次の段もがんばろうね。 」